三木市久留美の神戸層群と段丘礫層の不整合

神戸層群と段丘礫層との不整合

場所：三木市久留美


全体図	拡大図
	神姫バス長久橋バス停東経１３５度線のモニュメントがあるところを西へ500m行ったところの北側の崖。
ルートマップ	ルートの説明

項目	内　　　　容
場所交通	三木市久留美菱三印刷株式会社の西端の北側の崖
観察のﾎﾟｲﾝﾄ	①神戸層群の砂・礫層　②中位段丘層と神戸層群との不整合　③中位段丘層の基底礫
特徴	神戸層群の礫岩層の露頭に旧美嚢川が作った中位段丘層が不整合の関係で重なっており、典型的な不整合面が見られます。ここの不整合は下の神戸層群の地層が礫岩であるため、一見すると識別は困難ですが、地層の固さや基底礫と呼ばれ不整合面独特の礫が不整合面のすぐ上にあり、明らかに波打った不整合面が観察できます。　中位段丘層は今から３万年程前に縄文海進と呼ばれる温かい時代があり、そのときに河川の氾濫原状の堆積物として形成され、その後の海退と河川の浸食作用によって段丘が形成されました。　三木近辺では現在の河川にほぼ平行して形成されており、久留美、上の丸、岩壷神社の台地状の地形が中位段丘である。三木城址の本丸付近は中位段丘面である。小野市においては中位段丘が顕著に発達しており、サティーや小野市役所がある面が中位段丘面です。 ※神戸層群※中位段丘層 ※不整合 ※氾濫原 ※海退 ※基底礫 ※縄文海進